波崎における伝道は、戦後、銚子教会によって始まりました。最初は天幕伝道から始まり、銚子から牧師や宣教師が渡船で利根川を渡り、伝道がなされました。若狭正一牧師の時、1960年4月に波崎伝道所が開設されました。1962年2月には、波崎伝道所の建物が完成し、教会学校や伝道集会が行われました。1962年12月、銚子大橋が完成し、銚子と波崎は陸続きになりました。その後も伝道は続けられましたが、やがて波崎伝道所での働きは終了しました。
中尾牧師は、88年9月から神学生として奉仕を始め、神学校を卒業後、89年3月に当教会第2代牧師として就任されました。中尾牧師を迎えた教会は、計画通り会堂建設に取り組みました。そして、89年11月には会堂建築工事が開始され、翌90年3月に会堂が完成し、4月に献堂式を行うことができました。教会にとって献堂式は、教会設立に次ぐ大きな喜びの時となりました。こうして教会は土合から須田の地に移転して、新しい歩みをスタートしました。
95年には教会設立10周年を迎えました。石原牧師は10周年記念誌に、次のような今後の目標を書いています。「活発な伝道。信仰の成長。喜びの礼拝と奉仕の生活。教会員の賜物が用いられる教会形成。パイプオルガン設置。宗教法人設立。開拓伝道や世界宣教に貢献する教会。」
さて最近の大きな出来事は、何と行っても2011年3月11日に起きた東日本大震災でしょう。この日を経験した人は、一生忘れないことでしょう。幸いにも教会堂は被害がなく、教会員の家も大きな被害もなく守られ、人的被害もありませんでした。けれども神栖市内では至る所で大きな被害が出、断水も長期化しました。また東北地方は甚大な被害を受けました。そのような中で、教会はこの危機に何ができるかを問われました。
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